ActionScriptの実行環境構築
ActionScript の実行環境の構築
「ActionScript」とはAdobe社製のFlashで用いられている
SWFファイル開発用のスクリプト言語
最新バージョンは3.0となっています※2008.03.04 現在
ActionScriptの実行環境には以下のものがある
コマンドラインベース「Flex SDK」(無償)
Eclipseベース「Flex Builder」(有償) 60日体験版有り
今回は無償のFlex SDKを利用します
Flex はWeb上で動作するRIAの開発環境です
○ダウンロード・インストール
以下から入手可能
Download Creative Cloud apps
※Flex 3 SDK は日本語のサイトからは落とせない
※サイト画面ではFlex3.0 SDKと表示されているが、ダウンロードされる
ファイルはflex2_sdk_hf.zip となっている?何故?
またFlex(ActionScript)のコンパイラはJavaで作られているため
JRE(Java実行環境)を別途インストールする必要がある
ダウンロードしたFlex SDKはzip形式になっているので適当なフォルダに解凍する
解凍したフォルダ内にある player\debug にデバッグ用に最新の
FlashPlayer9が入っているので必要であればインストールする
○環境設定
解凍したフォルダ内にある bin にコンパイラのexeなどがある
ActionScriptのコンパイルにはmxmlc.exeを利用する
mxmlc.exeを環境変数pathに設定しておくと起動時に楽
○動作確認
簡単なActionScriptプログラムを作成して動作を確認する
テキストエディタを開き以下のスクリプトを記述
拡張子を.asにて保存する 今回は Hello.as
※クラス名とファイル名は同じにしておく必要がある
package { import flash.display.*; import flash.text.*; public class Hello extends Sprite { public function Hello () { var textField:TextField = new TextField(); textField.text = "Hello ActionScript!"; addChild(textField); } } }
コマンドプロンプトにて作成したスクリプトファイルのディレクトリに移動し、
以下のコマンドを実行
mxmlc Hello.as
asスクリプトファイルと同じディレクトにHello.swfファイルが作成される
これを実行することで動作が確認できる
※.swf がフラッシュに関連付けされていない場合は、
Flash PlayerでSWFファイルを選択するか,SWFファイルブラウザに
ドロップすることで確認できます
○参考資料
http://www.adobe.com/support/documentation/jp/flex/3/releasenotes_flex3_sdk.html
http://www.adobe.com/support/documentation/jp/flex/